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2017年7月更新

 

小さなネットショップでも出来るマーケティングとSEO!

◇ターゲットを絞りこんでいますか?

最近、皆さんは街の文房具屋さんに行っていますか?そうそう小学校や中学校の前には必ずといっていいほど街の文房具屋さんがありましたが、最近あまり見ませんね。

一般的に文房具店の淘汰は、100円均一ショップや文房具専門ネット通販など影響だと言われています。現代においてはどんな業種も大手の攻勢には弱いのも事実ですが、街の文房具店の衰退は非常に顕著ですね。自分が思うにあの多品種小ロットの商品ラインナップはバックヤードに相当数の在庫を構える必要があります。個人商店で維持していくにはあまりにも在庫負担が大きく薄利多売の商売だったのではないかと思っています。

コンビニエンスストアの発展は、バックヤードにいかに在庫ストックを減らしていくかの戦いの歴史だったと記憶しています。すっきりとしたお店に並ぶ3000〜4000種類におよぶ商品の在庫ストックはお店の経営を圧迫しますからね。

ただ誤解のないように。私は前述の文房具店のように在庫を持つことが悪いと言っているのではありません。売れる商品なら在庫を持っていいのですが、よく巷のネットショップにある折角だからあれもこれも置くよろず屋を目指していけないという事です。できるなら自分がもっとも得意するカテゴリーキラーになる必要があります。そう自分が得意じゃない分野の在庫は仮に売れるデータを持っていても扱わない事が大切なのです。

それは何故か?商品の販売予測ができないからです。現在の商品のライフサイクルは非常に短くなっていると言われています。ブームが来たときに厚い在庫を持つのは致命傷になると言われています。当時、「たまごっち」がブームになった時、大手流通が大量に仕入れた時にはブームが終わり、在庫になった話は有名です。もし、おもちゃ業界に在籍した経験のある人なら、この予測はいとも簡単にできたわけです。大手流通でさえ読み間違う商品のライフサイクルを素人が手を出すと大火傷をおこしますね。

 


それでは商品のライフサイクルが何故こんなにも短くなってしまったのか?

それはIT(インフォメーションテクノロジー=情報技術)の進化により情報伝達が急速に発展したからに他ならないですね。昔は東京の原宿で流行ったファッションが雑誌に取りあげられて、徐々に地方に拡散していった図式が、今ではスマファに配信されたその場で購入完結してしまう。そこには自分の好みも感情もなく、ただ流行に乗り遅れたくないという競争意識だけです。購買動機を増進させるこのやり方はマーケティング的には評価されると思いますが、本来、個性の主張であったファッションの販売手法として少し悲しいものがあります。

皆さんの中にも、この大手のマーケティングの手法に辟易している方もいらっしゃると思います。ただひとつ重要な事は、このマーケティング方法にのってこない顧客層も相当数いるという事です。皆さんが展開されるネットショップは、ファッションカテゴリ―以外も含めて、この層を取り込んでいくしかないという事です。

よく秋葉原に出没するオタクをひとくくりにする人達がいますが、彼らはその道のスペシャリストであります。彼らを商売に巻き込もうと思ったら、生はんかな勉強ではまず太刀打ちできません。商売とはその道のスペシャリストと対等にやりとり出来て当たり前でなければいけないのです。

あなたのネットショップのターゲット層を把握していますか?オタクと呼ばれる顧客に対抗可能な理論武装はできていますか?そして扱い商品の分野に精通しているカテゴリーキラーになっていますか?

 


◇販売チャンネルは複数ありますか?

固定費が比較的安価に済むネットショップで勝負したい気持ちは十分理解できるのですが、ネットショップが乱立し、商品のライフサイクルが短いこのご時世では、ネット単独店で勝負するには無理があります。もちろんリアル店舗からネット店に参入して来たオーナーには問題無いのですが、ネット店からリアルの店舗は敷居が高すぎますね。そこでコンせプトが似ている街の専門店等に委託販売などをお願いして、なるべく現状の在庫をはける方法を模索すべきですね。

日本を代表する大手アパレルSPAは、あれだけの在庫を抱えながらも在庫をさばき切れるのは何故でしょうか?ある商品を市場に流すと必ず店舗ごとの売り上げにバラつきがでてきます。俗に関西はヒョウ柄などの派手なデザインが売れると言われますが、カラー展開においても地域ごとに、売れ筋が顕著になるわけです。そこでシーズンの途中で、売れ残る可能性が高いカラーを売れる店舗に移動して売り切ってしまうのが、自社店舗を持つSPAの強みです。もちろん利益率が良い商品が多いので、最悪、値引きができるのも強みのひとつかもしれません。

もともとアパレルは利益率が高い商品と言われてきました。またその複雑な流通ルートがコスト高の現況だったのですが、
SPAがその図式を一期に塗り替えてしまったのです。一般的にSPAの商品は廉価販売していると思われがちですが、中
間マージンが少ない分メーカーとしてみたら高利益商品である事は有名です。結局、SPAの出現で従来のアパレルメーカーは今までの利益を確保できなくなっています。

さて、皆さんのネットショップは、SPAと同じ尺度で在庫対策を練る事はできませんので、近隣のリアル店舗に委託して、シーズン半ばで早めに見切りを付けるほうが得策かと思います。

 


ネット上に複数の業態を作るのも手か?

大手流通で一番理想とされるのは、複数の業態を持つことだとされてきました。百貨店からディスカウントショップまで作れば、上から降ろしてくれば良いわけです。百貨店でライフサイクルが終わった商品(主にアパレルや食品、玩具が多い)は、量販、ディスカウントショップと降ろしていけば、店のイメージを下げる事なく、在庫を処分する事が出来るからです。

もちろんこれは大手流通だからなしえる方法ですが、もし資本的な余裕があるなら、ターゲットを分けて複数の業態展開するのも有りだと思われます。なるべくならその業態間の連携は顧客には見せないほうが良いでしょうね。

日本の大手自動車メーカーが高級ブランドを立ちあげる際に、完全に従来ブランド意識を払拭させたのは、有名は話ですね。自社系列の販売店の選り抜き営業マンを一同に集めて、富裕層の世界を実感させる。それから高級ブランドの販売を始めるわけですが、もの作りの会社がハード面からではなくソフト面からスタートさせるところにこの高級ブランドにかける意気込みが感じられますね。

本来、業態とはこのぐらいはっきりさせる必要があるのですが、日本という国は不思議な国で、ブランドバックを買い物した後に、平気で100円均一ショップで買い物をするわけですから、業態間をまたぐマーケティングの感覚が必要なのも事実です。

まあネットショップでは、利益率も取れて高級感のあるショップ、中間層狙いの一般ショップ、そして売り切るためのディスカウントショップの三業態があると理想です。

 


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◇準備が整ったところでSEO対策をしましょう

さて、ターゲットを絞りこんで、販売の方向性も見えてきたら、あなたのネットショップのSEO対策を施しましょう。そのホームページはあなたが作ったものでしょうか?それとも外部の人に委託したものでしょうか?はたまたショッピングモールでデータを入力して作られたものでしょうか?一番最後のショッピングモールのショップの方は、HTML(ホームページの設計図のようなもの)は触ることはできませんので、SEOに関しては無視してください。

ホームページを外部に委託して、自分で触ったことのない方も、今後は可能な限り自分で編集してみてください。例えば、文章中の微修正のために外部に連絡して、修正してもらうだけ月の維持費を払うなんて愚の骨頂です。ちょっと勉強するだけでホームページの管理は自分でできますからね。このサイトはホームページの作り方教室ではないので、あとは独学で調べてくださいね。

さて、インターネットエクスプローラーを開けてください。自分のネットショップを開いて、表示−ソースとクリックしていきます。そうするとテキストエディタでアルファベットの暗号文が現れました。これがHTML(ハイパーテキストマークアップランゲージ)というものです。こちらの細かい説明は省きますが、上段に下のような部分がありませんか?


メタタグ


まず、最初にタイトル部分、<title>〇○〇○</title> の設定です。
この部分にはブラウザの上段に表示されるサイトのタイトル部分で、会社名、店名を入れるのが一般的ですが、、、、、

サイトのキーワードでもあるのです。キーワードとは検索エンジンで検索する際のキーワードの事です。という事はここに会社名や店名だけ入れていては意味がないと言うことです。もっと極論をいいますと、適正なキーワードが入っていれば社名や店名は要らないという事です。(現実的には店名は入れますよ)

ということは、前述したあなたが狙うべきターゲットが何のキーワードであなたの商品を探すかを推測する必要がありますね。顧客の立場になって差別化ポイントなどの、キーワードを書き出してみるのも良いですね。

キーワード

例えば、フラメンコの舞台衣装を探していたら、「赤 フラメンコ ドレス」と来るかもしれません。また周期的にブームの来るタータンチェックを探していたら「タータンチェック 水色 シャツ」と検索するかもしれません。要はターゲットが検索するであろうキーワードをトップページのタイトルに埋め込む必要があるのですが、ここで注意しなくてはいけないのはあくまでもTOPページという事です。

個別のページならまだしもトップページにはあなたのネットショップの基本コンセプトの最大公約数のキーワードを投入すべきです。

ですので前述の例でキーワードを設定するなら

<title>フラメンコ 専門 ドレス 〇○ショップ</title>

<title>タータンチェック シャツ リボン 〇○店</title>

あたりが理想だと思います。が、、、、、

ここで要注意なのが検索ボリュームがあるかという事です。これが厄介なのは、検索ボリュームが有りすぎても埋没して検索順位が上がらない。検索ボリュームが少ない(認知度が低い)キーワードでは誰も検索してくれないというわけです。

この検索ボリュームについは、以前はオーバーチュアキーワードアドバイスツールがあって非常に重宝したのですが、現在は閉鎖されています。ただ一部サイトで提供されていますので、「キーワードアドバイスツール」と検索してみてください。キーワード選びの参考になると思います。


自分がお勧めするキーワード

「ビッグキーワード+差別化キーワード」でニッチな複合キーワードにして隙間客を狙う事です。

例えば「フラメンコ」や「ドレス」はビックキーワードですね。ここに「ストレッチ」をいう言葉を足したらぐっとニッチキーワードになりませんか?ごめんなさい。フラメンコドレスにそもそもストレッチタイプがあるかどうか自分は知りません。この複合キーワードはあくまでも例えですので注意してくださいね。


また地域に根差したサービス業のサイトは、地域名は必須にしてくださいね。例えば千葉県に船橋市という大きな街があります。 この船橋市の西船橋駅はなんと千葉県一の乗降客数を誇る駅です。そして船橋駅は第二位で、市内にある津田沼駅は商業集積地でこちらもかなりの上位となります。(余談ですが「津田沼市」は存在せず、船橋市の一地域名です。)

例えば、船橋市で美容院のサイトを運営する場合は、「船橋」をキーワードに埋め込むより自店の立地する「西船橋」や
「津田沼」を入れるほうが効果がある場合もあります。

あなたの店の新規顧客になりうる層が地方から船橋市に転居してきた場合に、どんなキーワードで検索をかけるかを想定してキーワードを決めてくださいね。競合する店がホームページを持っていたらどんなキーワードにしているかも参考になりますね。



      広告 ドロップシッピングという方法もあります。

 

さて、次に設定するのは、メタタグです。メタタグにはいくつかありますが、ここでは検索結果のサイトの説明文で表記される非常に重要な部分です。皆さんはこの説明文を読んでからサイトをクリックする事多くないですか?だからのこのメタタグは時間をかけて設定する必要があるわけです。

<meta name="description" content="〇○〇○〇○〇○〇○〇○〇○〇○〇○〇○〇○〇○〇○〇○">

さて、ディスクリプションの入れることの出来る文字数には、スペースの都合上124文字程度とされています。仮にそれ以上入れても表記されませんので無駄になってしまうわけです。ところでこのメタタグもSEO上的には、非常に重要なファクターとなります。先ほど設定したタイトルのキーワードをこの124文字の中に2,3回自然な感じで絡めて、文章を作成してください。競合するショップの文章も参考にしながら設定をしてみてはいかがでしょうか?

 


これは余談ですが、このソース(HTML)はコピーして、メモ帳などのテキストエディタで保存しておけば、ホームページデータを紛失した際のバックアップになります。



◇外国語のサイトができるなら海外向け販売も

SEO対策で効果が出てきたら、外国語でSEO対策という手もあります。特にジャパンクールに合致する商品の扱いの方は国内の価格競争にさらされるより、むしろ海外戦略を検討されるのもありです。輸出代行をしてくれる企業もありますので検討されてみてはいかがでしょうか?